「仮想通貨って最近、よく聞くようになってきたんだけど、どういうものなの?」
ということで、今回は「仮想通貨」について書籍を元に解説をしていきます。
今回、参考にさせていただきた書籍はこちら↓
マンガでわかる ビットコインと仮想通貨 PHP研究所 監修者三原弘之氏(ビットバンク株式会社 COO) 制作日2018年2月1日
※また、直近の流れなども付け加えて、「仮想通貨」を解説していきます。
■注意点:投資助言ではありません
なお、この記事は一般的な情報を配信するものであり、いかなる暗号資産、有価証券等の取得を勧誘するものではありません。
また、投資助言を目的をしたものでもありません。
暗号資産投資にはリスクが伴います。
ご自身の判断で行っていただきますようお願いいたします。
①仮想通貨ってなに?
●仮想通貨を一言で表現すると
・特定の国が発行したり、管理していない「デジタル通貨」のこと
・特定な「誰か」は管理していないが、「ブロックチェーン」という技術を使い、運営している
⇨つまり、個人同士でやりとりを行なっているということになります。
※ブロックチェーン:限りなく取引データが改ざんされにくい、記録方法のこと
●仮想通貨の種類(大きく分けて2種類)
○ビットコイン:仮想通貨の元祖。取引量が一番多い。知名度No.1 。
○アルトコイン:ビットコイン以外の仮想通貨。イーサリアム、リップル、リスク、ネムなど。
⇨ラーメン屋で例えると「ビットコイン」が本店。「アルトコイン」がのれん分けしてできたお店。
※北海道でいうと「すみれ」と「彩未」の関係。
※ということで、ここから先の「仮想通貨」はビットコインを念頭にお話をしていきます。
②仮想通貨の特徴:なにが違うの?(現金、電子マネーと比べて)
●インターネット上にデータの形だけで存在している(目に見えない)
取引記録をすべてインターネット上で管理しています。
また、取引記録はすべて公開されているため、だれでも確認することができます。
▽チェインフライヤーをご覧ください
画像参考:チェインフライヤー:https://chainflyer.bitflyer.jp
※ビットコインの取引の様子やブロックが発掘される様子をリアルタイムでビジュアル化されています。
●管理者がいない(非中央集権的な仕組み):「P2P」
前提条件として、日本では「お金(円)」の発行・管理を中央銀行(日本で言えば日本銀行)が行っています。
しかし、ビットコインを管理している(中央銀行のような)会社はいません。
ビットコインの取引はみんなで管理しています。
そして、ビットコインのように「管理者がいなくても取引ができる仕組み」を可能にしているのが「ブロックチェーン」という技術です。
●世界共通(円、ドル関係ない)
ビットコインは基本的に世界共通です。
※現状、決済ができる国でのみ、使用が可能です。
円、ドル、ユーロなどに変える必要もありません。
外国通過への両替手数料が発生しないメリットが生まれます。
③ビットコインの歴史(なぜ生まれたのか?)
ビットコインが生まれた経緯から見ていきましょう。
●ビットコインはサトシ・ナカモトが2008年に発表した9ページの論文が元になっています。
※2008年と言えば、麻生内閣誕生、オバマ氏当選、北京オリンピック北島氏2冠、女子ソフト金メダルなど
※この論文は誰でも見れますので、↓検索してみてください。
「Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash System」
●現代の送金システムの抱える問題解決のために生まれた
○現代の送金のデメリット
- 手数料が高い
- 少額送金ができない
- 休日システム動いていない
- 不正の可能性
- 個人情報を開示しなくてはいけない
現代の送金システムは、銀行などの第三者を仲介させることによって成立しています。
しかしこの方法では、多額の手数料が発生したり休日はシステムを使用できなかったり、様々な不便を強いられています。
このようにさまざまな問題を解決するために、仮想通貨は生まれました。
その後、仮想通貨に対する需要が拡大していき、ビットコインの価値が上昇。
投資対象としても活用されるようになっていきました。
●「仮想通貨」「暗号資産」「暗号通貨」はどれが正しいの?
2020年5月1日に資金決算法で「暗号資産」という呼び方が正式に定義されました。
⇨「暗号資産」という呼び方が正式です。
※今回は一般に浸透している「仮想通貨」を使用しました。
【入門編】仮想通貨のまとめ
①仮想通貨とは?:誰も管理していないデジタル通貨のこと(ブロックチェーンという技術を活用)
②仮想通貨の特徴:個人間での取引ができるため、手数料等を抑えることができる。私たちの財布にも優しい
③ビットコインはサトシ・ナカモトさんが現代の送金システムの課題解決のために作ったもの
「仮想通貨」は横文字が多く、むずかしい印象があります。
しかし、今回ご紹介させて頂いたマンガでわかる ビットコインと仮想通貨 (池田書店)であれば、マンガ付きでわかりやすく解説しています。
興味がありましたらぜひ。
入り口の書籍としては最高です。
「なんだか怪しいな?」と思っていた仮想通貨に対して、少しでも好印象になったのなら幸いです。
ではまた。
■参考サイト
・チェインフライヤー:https://chainflyer.bitflyer.jp
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